普通の人の4倍以上の仕事量と2倍以上の自由時間を確保する方法
精神科医である樺沢先生の脳科学に基づいた時間術が「神・時間術」には書かれています。
樺沢先生の時間術は「集中力を中心に時間を考えて、脳のパフォーマンスに合せて行動する」というものです。本書で紹介されている時間術を自ら実践している樺沢先生の日々の行動量がすさまじいのでご紹介します。
・毎日、午前中は執筆時間で年3冊の本を出版
・メルマガ、YouTube、Facebook、ブログを毎日更新
・月6回の病院診療
・月20冊以上の読書と書評を公開
・月2、3回のセミナー、講演活動(いずれもオリジナルで新規の内容)・・・樺沢紫苑「神・時間術」より
上記の仕事量を7年以上継続しているというのだから驚きです。さらに驚きなのが、この仕事量とは別に自由時間も多いにあることです。
・週4、5回のジム通い。週2本の映画鑑賞
・月15回以上の夜の会食、パーティー、イベント。話題のレストランやバーめぐり
・年100種類以上のウイスキーのテイスティング
・年30回以上の海外旅行・・・樺沢紫苑「神・時間術」より
これだけ行動していて、毎日7時間以上睡眠をとっています。いったいどこに時間があるのでしょうか。樺沢先生の1日は48時間くらいあるのではないかと錯覚してしまいます。樺沢先生は「普通の人の4倍以上仕事をして、2倍以上の自由時間を確保している」とおっしゃっていました
どうすれば樺沢先生と同じ仕事量をこなし、自由時間を確保できるのかが「神・時間術」には書かれています。
「時間を有効活用して仕事量を増やしたい」「自由時間を確保して趣味を楽しみたい」「人生をもっと楽しみたい」誰しもが思った願いを叶えてくれる1冊だと思います。
集中力を中心に時間を考える
「神・時間術」の基本は集中力を中心に時間を考えることです。脳が一番集中できる時間に、集中力を使う仕事をしようという考えです。
脳の一番集中できる時間は朝起きてから2~3時間です。本書ではその時間帯を「脳のゴールデンタイム」と呼んでいます。
脳科学的に最高のパフォーマンスを発揮できる時間帯に、それに合った仕事をすることで、仕事の効率を2倍以上に高めることが可能です。
・・・樺沢紫苑「神・時間術」より
朝起きてからが脳と体がまったく疲れていない充実した状態なので、一番集中力を発揮できるというわけです。朝の「脳のゴールデンタイム」に文書を書く、企画書を作る、プレゼンの資料を作るといった集中力が必要な仕事をやりましょうと書かれています。
反対に午後以降の集中力が下がる時間帯に、メールのチェック、電話、会議、打ち合わせ等の集中力を使わない仕事をしていきましょうということです。
集中力に合せて仕事をしていけば、仕事を効率的に行う事が出来て時間を有効活用できます。
朝弱いという方は・・・
起きてからが2~3時間が「脳のゴールデンタイム」といっても、朝弱い人間はどうしたら良いのだと疑問に思われる方もいるでしょう。私も朝弱く、とても集中力を発揮できそうにありません。
そんな朝弱い方でも集中力を発揮できる方法が本書には書かれています。「朝シャワー」「カーテンを開けて寝る」等が紹介されています。
集中力を維持するには睡眠と運動が大切
朝の時間を有効活用する前提として睡眠が大切になります。睡眠時間が減るほど、次の日の集中力も減ってしまいます。睡眠時間は7時間以上がベストです。
疲れる前に休むことも集中力を回復するには重要です。午後の早い時間での20分~30分の仮眠が脳をリフレッシュするには効果的です。
また運動も集中力を回復させるには効果的です。
「有酸素運動」をすることで、BDNF(脳由来神経栄養因子)という脳を育てる物質が分泌され、意欲を高めるドーパミンという脳内物質も分泌されます。
・・・樺沢紫苑「神・時間術」より
1分間の運動でも脳をリフレッシュさせるには効果的です。会社の階段をダッシュで上ったり、スクワットをしたりするだけで大丈夫です。オフィスでも出来る運動をすることで、集中力を回復せることができます。
まとめ
「神・時間術」は集中力を時間の中心にとらえて、集中力が高い時間に効率よく仕事をして仕事量をあげる方法が書かれています。集中力と時間を掛け合わせた考え方は今までにない考え方で、とても役にたちます。
今回の記事では一部しか紹介していませんが、他にも朝・昼・夜ごとの集中力を回復させる方法、仕事術、自己投資とリフレッシュ術が書かれています。
私も朝の時間を有効活用して、効率的に仕事をしていきたいです。まずは「カーテンを開けて眠る」から始めます。
最後に樺沢先生の言葉で終わりたいと思います。
時間術を制するものが、人生を制し、仕事で成功し、幸せな家庭を築くことができるのです。
・・・樺沢紫苑「神・時間術」より