価値のない人間なんていない! 自分の価値を再認識しよう
ちきりんさん著の「マーケット感覚を身につけよう」を読みました。
この本は「自分に価値なんてない」「何をやってもうまくいかない」と考えてしまいがちな人におすすめの本です。考え方を変えれば、自分の価値を認識できることを教えてくれます。
ちきりんとは
ちきりんさんは日本有数のブロガーです。ブログ「Chikirinの日記」を運営しています。他にも「自分のアタマで考えよう」「自分の時間を取り戻そう」等、数々の著作があります。
マーケット感覚とは
商品やサービスが売買されている現場の、リアルな状況を想像できる能力
(もしくはもう少し一般化して)
顧客が、市場で価値を取引する場面を、直感的に思い浮かべられる能力
・・・「マーケット感覚を身につけよう」より
言い換えると「価値を認識する能力」となります。商品や企業が提供している本質的な「価値」とは何かを見極める能力です。正しく理解できれば、顧客が何を求めているのかがわかりますし、自分たちの強みも理解できるでしょう。
「価値」はどんな人にもある
「価値」と聞くと、何か特別な物、手に入りにくい物と考えてしまうかもしれません。ですが、ちきりんさんは価値は普通の人にもある、価値があるのを気づいていないだけとおっしゃっています。
特別な能力やスキルなど(ましてや学歴や資格など)まったく関係ありません。自分の周りに、何か市場で求められている価値の素がないかと探し、それに気がつけるかどうか。まさにマーケット感覚が問われているのです。
・・・「マーケット感覚を身につけよう」より
例えば、今は家事代行のマッチングサイトがあり、普通の主婦の方がそこで価値を提供しています。ニートであった経験を活かして著作を出しているphaさんという方もいらっしゃいます。
本当は誰しも市場で通用する価値をもっているのに、それに気づいていない人が多いです。
私自身も自分の価値というのがわからず悶々(もんもん)としていました。古書店でアルバイトした経験が何の役にたつのかと考えたこともあります。
でも、たくさん価値を見いだすことが出来ると分かりました。接客を通して「人を不快にさせる接客、気持ちの良い接客を判別できる」ことを学びました。この価値を、お店の覆面調査の仕事に反映させることが出来ますし、接客のコツをブログで発信することが出来ます。また古書店でつちかった「古本で売れる物、売れない物を判断できる力」で、せどり業が出来るのではないかと思います。
掘り下げれば、自分にも売れる価値があることに気づかされました。うまく活かしていきたいです。
最後に
自分の価値を正しく認識することが出来れば、可能性は多いに広がります。改めて自分の価値を掘り下げてみてはいかがでしょうか。