7日間で自分のことを褒められるようになる方法
「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」は心理カウンセラーの根本裕幸先生が書かれた本です。「他人軸ではなく自分軸での生き方」と「自己肯定感を高める方法」の2つが本書のテーマとなります。
以下の事が当てはまる方は是非読んで欲しいです。
・周りの顔色を常にうかがってビクビクしている
・他人の評価が気になってしょうがない
・相手にどう思われるか気になって言いたいこと(自分の意見)が言えない
・嫌われないために、何でも頼まれたら引き受けてしまい、断れない
・人と会った後、どっと疲れてしまう
・自分の意見を求められると頭が真っ白になってしまう
・・・根本裕幸「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」より
以上の項目が当てはまる人を本書では「敏感すぎる人」と呼んでいます。
実際に心理カウンセリングを受けているような7日間のプログラムをとおして、自己の理解を深めていく構成になります。
各章ごとにワークがあり、自分で考えながら本を読んでいくと効果的です。ワークは自分自身の事を深く知る機会にもなります。
では簡単に内容について触れていきましょう。
他人軸から自分軸で生きる
敏感すぎる人は、言動の基準が「自分」ではなく、「他人」にあるのです。
・・・根本裕幸「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」より
自分の言動が他人に対してどう作用するのか、自分が他人からどう思われているかばかりを考えてしまいます。以前の私はまさに他人基準で物事を考えていました。
他人の中の自分を見てばかりで、自分の中の自分を見ることをしていなかったと思います。
自分が食べたいものよりも相手が食べたいものを優先したり、自分の見たい映画よりも相手の見たい映画を見たりと、相手に合せて生活をしていました。他人に合せて他人に振り回されてばかりだと、自分の心はどんどん疲弊していきます。
他人の言動、価値観に振り回されないためには、自分自身へ意識を向けないといけません。
本書では今の自分を理解する質問、自分の過去の出来事をとおして、自分自身に意識を向けて「自分軸」を確立していきます。
自分の気持ちを自分自身に問いかけることと、過去の出来事を掘り下げていくことは、自分自身を理解するのには効果的でした。
自分のことって自分自身が理解できていないと感じます。自分を客観視することが大切です。
自己肯定感を高める
自己肯定感とは、「自己=ありのままの自分」の「肯定感=認めている気持ちや、感情」のことです。
・・・根本裕幸「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」より
自己肯定感はありのままの自分を認めてあげることです。自己肯定感が低いとミスをしたときに自分を責め続けてしまいます。自分にダメ出しをしてしまい、自分を否定、批判する言葉ばかりに意識を集中してしまうのです。
では自己肯定感を高めるにはどうしたら良いでしょうか。
私が大事だと思ったのは自分に素直になることと、自分が自分の味方でいることです。
自分に素直になる
自己肯定感を高めるためにまず意識してほしいことは、自分の感情を否定しないことです。
・・・根本裕幸「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」より
自分の苦手、嫌いという感情を否定せずに苦手なものは苦手、嫌いなものは嫌いと感情に素直になりましょう。
周りの人に合せて「みんなが好きなのだから、嫌いだと感じている自分の感覚がおかしい」と自分の感情にウソをついてはいけません。
自分の正直な感情を否定することは、ありのままの自分を否定することになってしまいます。否定的な感情でも素直に受け止めましょう。
自分で自分の味方になる
辛いときは正直に辛いと“まずは自分が”認めてあげることが何よりも大事です。
そうして自分が自分の味方になってあげるのです。
・・・根本裕幸「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」より
ありのままの自分を素直に受け入れて、自分が自分の味方でいることが大切です。ミスをして辛いときに、自分を否定するのではなく「よく頑張ったな。次があるさ」と自分を褒めてあげましょう。
誰かに批判、否定されたときでも、自分が自分の味方でいれば心を強く保てます。
まとめ
「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」では7日間のプログラムをとおして、「自分軸での生き方」と「自己肯定感を高める方法」がわかります。7日間のプログラムは以下のような形です。
1日目 今の自分に意識を向ける
2日目 過去を見つめなおす
3日目 過去の家族関係を見つめなおす
4日目 自己肯定感を高める
5日目 自分のペースで人間関係を築く
6日目 敏感であることを強みにする
7日目 自分が本当にしたいことを実現する
・・・根本裕幸「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」より
周りの目を気にする生き方から、ありのままの自分で楽しく生きる方法を学びましょう。