「NieR:Automata(ニーアオートマタ)」感想 忘れられないゲーム体験

忘れられないゲーム体験

「NieR:Automata(ニーアオートマタ)」は2017年にPS4で発売されたアクションRPGゲームです。2019年2月にDLCや特典を追加した「ゲームオブザヨルハエディション」が発売されました。

以前から「ニーアオートマタ」が高い評価を受けているのを聞いていて気になっていました。今回DLCを含んだ特別版が発売されたので、いい機会だと思い購入しました。

プレイした感想は「心がえぐられる展開が多かったけれど、ゲームでしかできない体験をできて楽しめました。あと、2Bがかわいいです」。

以降で詳しく感想を書いていきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。

アクションとシューティング

ジャンルは「アクションRPG」ですが、シューティング要素もかなり多いです。9Sで「ハッキング」をするときにシューティングゲームになります。中盤以降ハッキングの出番はかなり多いです。

シューティングに面食らった方も多いのではと思います。私も最初はシューティングの操作になれず「なんだ、このクソゲーは!」と思い、ゲームを投げ出しそうになりました。敵の攻撃が避けきれなかったり、自分の攻撃をうまく当てられなかったりとストレスがたまることが多かったです。

しかし操作になれればシューティングの部分も楽しめました。シューティングがないと逆に物足りなくなってきます。(魂の箱でのハッキングは骨が折れましたが・・・)

アクションとシューティングの使い分けが、キャラクターの差異をわかりやすく表現しています。戦闘タイプの2Bと支援タイプの9Sの能力はまったく違うということがハッキリと分かりました。2人のキャラクターを語る上で必要な差だったと思います。

キャラクターの差といえば2Bのモーションが戦闘に限らず魅力的でした。所作のひとつ、ひとつが美しくもあり、儚くもあって目が離せなくなりました。立っているだけでも絵になるんですよね。ポッドをなでる姿は特に良かったです。

容赦なく襲いかかる鬱展開の数々

終盤のストーリーは目を覆いたくなるような展開が続き、「もう、やめてくれ・・・」と何度も心の中で叫んでいました。ウィルスに侵された2Bが他のアンドロイドに被害が及ばぬように1人で移動をして、普段なら難なく倒せる機械生命体に手も足もだせず逃げるしかない場面は本当につらかったです。

ストーリーもそうですが、サブクエストにも鬱展開が目白押しです。何気なく受けたサブクエストで精神を削られることが何回もありました。明かされる真実とともに流れるおどろおどろしい音楽に気分が落ち込みます。「記憶喪失」「お城の宝探し」は特に印象に残りました。

ただ全てが鬱展開ではなく、心温まるシーンもあります。2Bと9Sのやり取り、オペレーター60、210との通信は微笑ましく幸せな気分になります。(それゆえに後半の展開がしんどいです・・・。)

ゲームでしかできない体験

ゲームでしかできない体験を本作のEエンドで体験することができました。Eエンドはストーリーの最終エンドという位置づけです。自機を操り、流れてくるスタッフロールを倒すシューティングゲームが始まります。ラスボスがスタッフロールとは前代未聞です。

結末を変えるためにプレイヤーは制作スタッフと戦う

プレイヤーは物語の結末を変えるために、ゲームの創造主である制作スタッフ「スタッフロール」に戦いを挑みます。このスタッフロールが滅茶苦茶強いです。飛び交う弾幕に何度も倒されてしまいました。

心が折れかけたときに、ネットに繋がっていれば他のプレイヤーに救援要請ができます。顔も名前もわからないけども、同じ苦しみを味わい、同じ目的をもった仲間達と繋がることができました。すごく心強くて、助けられました。

助けてくれたプレイヤーさん達には「本当に、本当にありがとうございました」と伝えたいです。

他プレイヤー達の力を借りてスタッフロールを倒すことができると、物語の結末は変わります。救いがなく悲しい結末から、未来があって希望のもてる結末へと物語を変えることができたのです。

今までは2B、9S、A2を通してアンドロイド対機械生命体の戦いを描いていましたが、最後の最後にプレイヤー対制作スタッフというメタ視点な戦いが繰り広げられました。

プレイヤーの力によって物語に介入して結末を塗り替えるという体験は、ゲームでしか、いや「ニーアオートマタ」でしかできない体験だと思います。

セーブデータを消去する葛藤

エンディングの最後にプレイヤーはある選択を迫られます。内容は「スタッフロールとの戦いで同じように苦しむプレイヤーを助けるには、ゲームのセーブデータを全て削除しなければならない」というものです。

他のプレイヤーを助けるか、セーブデータを削除するか、究極の選択を迫られます。多くのプレイヤーが葛藤したのではないでしょうか。セーブデータが全て消えたときのなんとも言えない悲しさと、全てが無駄になってしまったむなしさを味わわなければならないのか・・・と何度も悩みました。

何度も悩んだ末、私は・・・

 

すみません、セーブデータ削除できませんでした。

DLCやその他のやりこみ要素をプレイしたかったので、セーブデータの削除ができませんでした。

他プレイヤーのみなさん、「本当に、本当に申し訳ございません」。
全てクリアしてから救助に向かいます。それまではお待ちください。

セーブデータに対する葛藤はゲームでしか味わえません。自身の選択の代償によって、大事なセーブデータを消去させるのは残酷です。

残酷だからこそ、この体験はいつまでも心に残ります。セーブデータは削除されても「ニーアオートマタ」をプレイした体験はいつまでも忘れることはないでしょう。

まとめ

 
ゲーム性を変えることでキャラクターの違いを表現している
ストーリーは悲しく、残酷な展開が多い
ゲームでしかできない体験を味わうことができる

制作スタッフに戦いを挑み物語の結末を変える、他者を助けるために自身のセーブデータを犠牲にする。2つはゲーム「ニーアオートマタ」でしかできない体験です。2つの体験によって「ニーアオートマタ」は忘れられないゲームになります。

私は引き続きDLCをプレイして楽しみたいと思います。DLCをクリアするまで、救援要請はお待ちください。

※DLCと一通りやりこみ要素をクリアして、再度ゲームをクリアしました。Eエンドでセーブデータ消去を体験しました。少しずつデータが消えていく画面は悲しかったのですが、走馬灯のようにゲームの場面が浮かんできて感動もしました。改めて「ニーアオートマタ」に出会えたことを感謝したいです。

本当に、本当にありがとうございました」

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