本を売るにも握手券が必要!?ZOZO田端氏の戦略

ZOZO田端氏から新しい本の売り方を学ぶ

私は以前、某古本屋チェーン店で働いていました。働いているときに感じていたことは、本の売上が日に日に落ちていくことでした。

特にコミックの落ち込みが顕著です。「漫画村」が出現していた時期は、相当売り上げが落ちました。違法サイトですが、無料で手軽に作品が読める環境に流れる人は少なからずいました。

また紙媒体にこだわらなくても、電子書籍があります。去年コミックの単行本の売り上げは初めて、電子書籍が紙媒体を上回りました。

今はスマホ一台あれば、どこでもコミックが読めます。少年ジャンプを定期購読していれば、毎週月曜日にスマホの中にジャンプがあります。わざわざ店舗に出向く必要がないです。この流れは今後さらに加速していくと思います。

新しい本の売り方 200冊で講演会

本が売れにくい時代になっているなかで、新しい本の売り方を発見したのでご紹介します。

株式会社ZOZOのコミュニケーションデザイン室長の田端信太郎さんが書いた「ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言」の売り方です。

田端さんはtwitterのフォロワー数約20万で、twitterでの発言はかなり注目されています。過激な発言が多く、炎上することもしばしばです。

田端さんは以前twitterでこのような発言をされました。

本の購入数が100冊ならば田端砲(twitterで拡散)、そして200冊購入なら田端さんを講演会に呼べるというものです。

付加価値を提供する

本の内容だけではなく、著者のブランドを付加価値にして販売する戦略は、AKBが握手券をつけてCDを販売するという手法に似ています。

どちらも商品を買うことが、別の大きな体験に繋がります。ファンにとっては、握手会と講演会どちらも喉から手が出るほど参加したいものです。ファンにとっては、本、CDの内容以上の付加価値が付与されるので、大量購入してもしそれに見合うリターンが得られると思います。

田端さんの「ブランド人になれ!」は1冊1620円なので、200冊購入すると1620×200=32万4000円になります。田端さんを講演会に呼ぶことは32万以上の価値を生み出すと思い、200冊購入します。実際に200冊購入されて、講演会をひらいた方はいました。

この本の売り方は今後もマネする方は増えていきそうな気がします。著者のブランド力を利用して、本に内容以上の価値をつける手法は、本の売上だけを伸ばすなら有効な手段になります。

ただ本の内容以上の価値をつけて販売する方法は、本の内容をおざなりにしてしまう危険があります。本の内容が目的ではなく、付随するおまけが目的になってしまうと、本の内容がどんどん薄くなります。講演会の権利を売れば良いと、本末転倒な事態になりかねません。あくまで講演会はおまけで、本の内容を重視して欲しいです。

まとめ

 

著者のブランド力を利用した本の売り方
ファンにとっては本100冊、200冊を購入する以上のリターン
おまけはおまけであって、本の内容で勝負して欲しい
新しい本の売り方をご紹介しました。本が売れない時代で、どうしたら本が売れるようになるのか、今後も考えていきたいと思います。

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