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祝!ヤクルトスワローズ、リーグ優勝!ファンの目線で優勝の要因を分析します

すわほーーーーーー!!!!!2021年10月26日、東京ヤクルトスワローズが6年ぶりにリーグ優勝を達成しました。マジックが一桁に減ってからは苦しい戦いが続きましたが、監督、コーチ、選手、スタッフが一丸となって勝利をもぎ取ったと思います。チームには本当におめでとうと伝えたいです。

下馬評では多くの解説者がスワローズを最下位予想していました。前年最下位のチームがまさか優勝するとは、私自身も思っていませんでした。開幕戦で阪神に3連敗したときやコロナで離脱者が出たときは、正直今年も厳しいなと諦めてしまっていました。

しかし、今年は去年とはまったく違う戦い方を披露してくれました。去年ダメだったところが見事に改善されていたのです。チームは見事に快進撃を続け、優勝にたどり着きました。

そこで去年とは何が変わったのか、優勝の要因を分析していきたいと思います。スワローズファンと喜びを共有できたら嬉しいです。

野手編

まずは野手が去年とは何が変わったのか書いていきます。今年の打線は得点力が大幅に上がったと思います。現時点の617得点は2位に50得点以上の差を開けて、ぶっちぎりのトップです。打率はリグ3位、本塁打はリーグ2位なので、いかに効率よく得点できたのかがわかります。

なぜこれだけ得点を稼げたのでしょうか?理由は3つあると思います。

5番問題の解決

去年は4番の村上の後を打つ5番の選手が固定できませんでした。塩見、西浦、山崎、坂口と色々な選手が5番に入りましたが、どの選手も5番を打つのには物足りなかったです。

しかし、今年はサンタナ、オスナの加入で、5番問題が解決され、打線に一気に厚みがでました。村上が歩かされても、その後で得点できるようになりました。マークしなくてはいけない選手が増えて、相手チームにプレッシャーをかなり与えられたと思います。

山田、中村の復調、塩見の台頭

キャプテンとなった山田の復調はチームにとって本当に大きかったです。本来の山田の成績としては物足りないかもしれませんが、本塁打30本、100打点は立派な数字です。成績でもチームを引っ張ってくれました。

また正捕手として中村が一年間活躍したのも去年とは大きく違うところでした。
去年は怪我で出遅れ、西田に正捕手の座を奪われたのが相当悔しかったのだと思います。今年は気合の入り方が違いました。打撃に、リードに、チームに欠かせない存在になっていったと思います。大きなジェスチャーで投手を鼓舞する姿は本当に頼もしかったです。

また、怪我で1年間フルで出場することが中々できなかった塩見が、ようやく1年通して活躍できたのも大きかったです。1番バッターとして見事にチームを引っ張ってくれました。2桁本塁打、20盗塁、サイクルヒットを達成するなど、ノリに乗っていたと思います。

全力疾走、次の塁を狙う姿勢

今年目立ったのは、全力疾走する選手たちの姿です。村上の1塁へのヘッドスライディングや、投手が1塁まで全力で走る姿は目に焼きつきました。際どいところがセーフになり、試合の流れが変わることもありました。

全員が次の塁を狙う姿勢が得点力のアップに繋がったと思います。足の遅いサンタナやオスナが一生懸命走り、タッチアップをしていたのには驚かされました。1人1人の走塁意識はすごく高かったです。

投手

投手陣は今年は本当に頑張ったと思います。去年はチーム防御率が4.61でしたが、今年は3.45まで改善されました。大量失点する試合が今年はかなり減ったと感じます。

なぜ投手陣がここまで良くなったのか?理由は3つあります。

先発ローテに余裕

去年は先発の頭数が足りず、打ち込まれることの多かった投手がそのままローテに組み込まれて、大量失点という光景を何回も見ました。

しかし、今年はトレードでの田口の加入、新外国人サイスニードの獲得、奥川、金久保の成長で、先発ローテの頭数が前年よりも増えました。そのおかげで、調子の悪かった石川、高橋奎二、原樹理を前半戦はファームで調整させることができたのです。金久保の怪我、高梨の不調、小川のコロナ感染時も、2軍で調整していた投手が穴を埋めてローテが崩れることはありませんでした。

シーズン終盤に田口、スアレスを中継ぎに回せるほどになったのは、去年まででは考えられません。先発で計算できる投手が増えたことが、優勝の一因になったことは間違いないです。

層の厚くなった中継ぎ陣

去年も中継ぎ陣は比較的安定していたと思いますが、今年はさらに層が厚くなりました。石山が不調で抑えから中継ぎに降格ということはありましたが、マクガフ、清水、今野は去年よりも良い成績を残しました。石山抜きでも勝ちパターンを確立できたのは、とても大きかったです。

これに加えて、色々な場面で投げることのできる大西、サイドスローに転向した大下、前半戦は中継ぎ唯一の左投手だった坂本など、ビハインドでも試合を壊さずに投げれる投手が増えたのも去年とは違うところです。彼らの粘りがあったから逆転できた試合もありました。

また、怪我をしてしまいましたが、近藤、梅野の活躍がなければ、チームの飛躍はありえなかったと思います。2人が怪我を癒して来年戻ってくれば、12球団一の中継ぎ陣が完成するはずです。

エースの誕生

今までだったらヤクルトのエースは誰?と聞かれたら、小川か石川の名前を挙げていたでしょう。確かに2人はヤクルトの投手陣を長年支えてくれていましたが、他チームのエースと比べると少し物足りなさを感じていました。

しかし、今年は奥川、高橋奎二と他球団のエースにも引けを取らない左右のエースが誕生しました。奥川は前半戦こそ打ち込まれる場面もありましたが、後半の安定感は抜群でした。四球をまったく出さないピッチングは、安心して見ていられました。19歳とは思えない彼の活躍はチームを盛り上げてくれたと思います。

シーズン中盤からローテに入った高橋奎二の投球も安定していました。去年までは四球を出して自滅という場面をよく見ましたが、今年はストライクゾーンの中で勝負できていました。彼の投げる球の勢いは球界でもトップクラスです。26日の試合でDenaの宮崎に投じた渾身のストレートにはしびれました。

最後に

代打の神様となった川端、ベンチを盛り上げた嶋、ルーキーながらショートをしっかり守った元山、強気のリードを見せた第2捕手の古賀など、選手1人1人の頑張りがチームを優勝に導きました。ベンチメンバー1人1人に役割があぅたのでベンチの雰囲気は良く、チームの団結力は間違いなく12球団一でした。

この勢いのままCS、日本シリーズも勝ち抜いていって欲しいです!苦しい戦いでも、高津監督の言葉を思い出しましょう!

「絶対 大丈夫」

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