英雄伝説 軌跡シリーズの最新作『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-』を現在プレイしています!20時間ほどプレイして、ゲームシステムは前作よりも確実にレベルアップしていると思いました。戦闘のアクション性が増し、お伽の庭城や釣り、ハッキングなどミニゲーム要素が追加され、やりこみ要素が格段に増えています。
フィールドバトルからコマンドバトルに変わる戦闘システムはブラッシュアップされて、より楽しくなっています。フィールドバトルはアーツの使用とクロスチャージによって、アクション性が前作よりも増しました。コマンドバトルでは、EXチェインの追加によって雑魚敵との戦闘がより楽になっています。
また今作では、『創の軌跡』に登場したスウィンとナーディアが登場し、守護騎士のセリスとリオン、空の軌跡から登場しているレンなどがプレイアブルキャラとして使用できるようになっています。前作以上のボリュームになっていますが、キャラクターが増えた分、クオーツのつけかえは大変です。
今回は前作よりも更に進化した『黎の軌跡Ⅱ』の魅力を重大なネタバレなしで語りたいと思います。未プレイの方も安心してご覧ください!
黎の軌跡Ⅱの魅力
前作と比べてバージョンアップされているところが多く、ゲームシステムに関しては確実に進化しています。
バトルがさらに面白くなった
今作ではフィールドバトルにてアーツの使用が追加され、ジャスト回避成功時にはクロスチャージ(操作キャラが変わり、強力なチャージ攻撃を放てる)ができるようになりました。敵の攻撃バリエーションも増えて、今作はよりアクション性が増しています。特に今回追加されたスウィンは、動きがアクロバティックなので、使用していて楽しかったです。
コマンドバトルでは、EXチェイン(敵がスタン状態の時に、Sブーストをした状態でスクラムを組み、攻撃かクラフトを使用すると追加ダメージが入る)の要素が新たに追加されています。前作は敵をスタン状態にしたときのメリットがあまりなかったのですが、EXチェインによってスタン状態の敵に大ダメージを与えられるようになりました。
EXチェインによって、雑魚敵を倒すのがかなり楽になりました。フィールドバトルでスタンをとってから、EXチェインの使用が通常戦法になります。逆にこれができないと、戦闘が厳しくなるかもしれません。
追加要素だけではなく、制限されている要素もあります。前作ではCPがあればSブースト中に何度もSクラフトを撃てましたが、今作では1回のSブーストにつきSクラフトは1回のみしか撃てません。Sクラフトの使いどころは少し考えないといけなくなりました。
これに伴って、戦闘の難易度が上がっていると思います。バフをかけたり、HP吸収をしてくる敵がいたり、前作よりも敵がいやらしい動きをするようになりました。油断していると雑魚戦でも全滅の危険があるので、気を抜けません。
ミニゲームが豊富
前作ではミニゲームがまったくありませんでしたが、今作では大量に追加されました。
まず、軌跡シリーズ恒例の釣りができるようになっています。タイミングを合わせてボタンを押していく仕組みになっており、難易度はかなり簡単だと思いました。見知らぬ地で見知らぬ魚と出会うのは、ワクワクします。
カードゲーム「セブンスハーツ」は、配られるカードによって勝敗が決まる運ゲーです。シンプルですが、意外とハマります。
「ハッキング」は、自キャラと防衛ユニットの距離感が、最初わからなくて苦労しました。時間配分がギリギリだったりするので、人によっては難しく感じるかもしれません。
「バスケットボール」は、なんか昔のFLASHゲームをやっているような感覚を味わえました。
また、今作ではシャード探索や尾行の要素が増えて、サブイベント「4spg」のゲーム性が増しました。キャラクターに話を聞くだけではなく、裏解決屋らしい行動を体験できます。
ただせっかくのシャード探索というシステムがあるのに、探索する前にミニマップに目的地が表示されるのは何とかして欲しかったです。
ロードが早くなった
前作と今作どちらもPS4でプレイをしているのですが、今作はロード時間が早くなったと感じました。前作は体感5秒くらいあったロードが、今作では3秒くらいに短縮されていると思います。ロードが気になる瞬間は前作よりも確実に減りました。
さらに今作ではPS4版でもハイスピードモードが搭載されています。移動の時や雑魚敵と戦う時に使うと、プレイ時間の短縮ができます。
裏主人公・スウィンとナーディア
まだ2章の途中までしかプレイしていませんが、スウィンとナーディアが大活躍しています。2人は今作の裏主人公的なポジションだと思います。私は『創の軌跡』で2人のことを気に入っていたので、今回の活躍は嬉しかったです。『創の軌跡』が好きだった方は、今作も楽しめると思います。
気になるところ
プレイしていて気になった部分もあります。裏解決屋の既存メンバーのクラフトやSクラフトなどは、ほぼ前作と同じところです。
前作の使い回しは残念だけど…
続編であり、作中の時間もあまり経っていないので仕方ないのですが、既存キャラの服装やクラフトなどはほぼ前作と同じです。衣装が変わったのは、アニエス、エレイン、レン、シズナくらいだと思います。個人的には、裏解決屋メンバーの服装だけは変えて欲しかったです。
今回も舞台の中心は首都イーディスになりますので、前回と同じマップが使われています。ですが、前作では行けなかったところに行けたり、街の住人にも変化があったりします。前作との違いを見つけるのが面白いです。軌跡シリーズの醍醐味でもあるモブキャラクターの会話の変化は、今作でもたっぷりあります。
前作と同じ部分がある中で差異を見つけて楽しむのは、軌跡シリーズにしかできない楽しみです。
まとめ
・ミニゲームが豊富
・PS4版のロードが改善+ハイスピードモード
・スウィンとナーディアが好きなら要チェック
・前作の使い回しは残念な部分もあるけど、良いところも
気になる部分もありましたが、今作は前作に比べてゲーム性という部分では確実にレベルアップしている作品だと思います。前作をプレイした方ならば、さらに楽しめる作りになっているのではないでしょうか。興味のある方は、是非『英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ -CRIMSON SiN-』をチェックしてみてください!