大人も楽しめる偉人達の失敗集 偉人達の失敗を参考にしよう
「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」は子供向けの本ですが、大人も楽しめる本になっています。
偉人達の失敗をまとめた内容です。多くの成功を収め、歴史的な偉業を成し遂げた偉人達でも、数多くの失敗をしています。多くの失敗がイラストを交えてユーモアに語られています。
- こんな偉人達でも失敗しているのだから、一つの失敗ぐらい気にするな!
- 失敗は成功の元だから、失敗してもそれを糧にして次の成功につなげよう!
全編を通して、失敗に対するネガティブイメージを払拭しています。失敗して暗い気持ちになっているときに読むと励まされます。
紹介されている偉人達
- ライト兄弟
- ココ・シャネル
- ベーブ・ルース
- 夏目漱石
- スティーブ・ジョブズ
- 手塚治虫
- アインシュタイン
- 黒澤明
紹介されている偉人の一部をご紹介しました。世界の偉人から日本の偉人まで紹介されています。
一人一人のエピソードを知ると、どんな偉人でも人並みの悩みがあったのだなと思います。数え切れない失敗にもめげずに頑張ったからこそ、後の世で偉人として評価されているのです。
次に特に印象に残った偉人のエピソードを紹介します。
二宮尊徳(金次郎) 逃げ出す
二宮尊徳といえば別名「二宮金次郎」と呼ばれ、薪を背負って本を読んでいる銅像が有名です。
二宮尊徳の偉業は「農地復興」です。約600以上の貧しい農村を復興したと言われています。しかし最初の農村では尊徳の復興施策はうまくいきませんでした。
尊徳は最初の農村で復興がうまくいかず、村から逃げ出してしまいます。しかし復興をあきらめず、21日の断食修行で自分を見つめ直します。その後、農村に戻り復興を成功させるエピソードが本書に書かれています。
自分の力ではどうしようもなくなったら、逃げるのも一つの手段です。大事なのは逃げた後の事です。
大事なのは、にげた後、何をするかです。金次郎のように、まずは心を落ち着かせてから、しんけんに自分と向き合いましょう。そして、「二度とにげないために、どうすればよいか」を考え、行動できれば、にげたっていいのです。
・・・大野正人「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」より
つらい状況に耐えるのが美徳とする風潮もありますが、耐えきれず折れてしまっては元も子もありません。折れる前に逃げましょう。逃げても人生終わりではありません。逃げた後にいくらでもやり直しがきくのです。二宮尊徳だって逃げ出したのだから大丈夫です。
最後に
私達は失敗すると暗い気分になり、落ち込んでしまいがちです。でも本書を読んでいると、自分の失敗はたいしたことないと勇気づけられます。偉人達は私達より派手に失敗していますからね。
失敗してもあきらめず、失敗を分析して、次のチャレンジに活かせれば成功につながります。偉人達の失敗を参考にして、成功への道筋を学んでみましょう。