細谷功「やわらかい頭の作り方」感想

やわらかい頭の作り方

頭が固いと思ったら読んでみてください

「やわらかい頭の作り方」は今までにない視点で世界を見ることによって、固定観念に囚われたかたい頭を、やわらかい発想をする頭へと変えるヒントが書かれています。

頭がかたく思考停止状態に陥ってしまう方、もっと柔軟に物事を考えたい方、新しいアイデアを出せるようになりたい方に是非読んでもらいたい本になります。

いかに自分が固定観念に支配されて物事を見ているか気づかされます。頭が固い私も思考をやわらかくするヒントをもらえました。

柔軟な思考を阻む常識、固定観念、思考の癖を取っ払ってしまいましょう。本書を読んでいて気になった箇所を紹介していきます。

自由選択メニューとセットメニュー

次の図は「自由選択メニューとセットメニュー」の特徴を表したものになります。レストランのアラカルトとコース料理がわかりやすい例であげられます。他にも旅行にツアー旅行でいく、洋服のコーディネートを店員にお任せするのもセットメニューに当てはまります。

  自由選択 セットメニュー
決定するのは・・・・・・ 自分 他人
選択の自由度 高い 低い
選ぶ対象は・・・・・・ 知っているものだけ 知らないものも含む
不要なもの ほとんど無い ある可能性あり
「はずれ」の有無 ほぼはずれなし はずれあり
「大当たり」の有無 大当たりなし 大当たりあり
必然か偶然か 必然 偶然
新たな発見の有無 新たな発見なし

新たな発見あり

・・・図は「やわらかい頭の作り方」から引用

図を見てもらうとわかると思うのですが、自由選択では自分の好きなものか、自分の知っている範囲で選んでしまうので、偶然の出会い、新たな発見が起こりにくいです。自由選択は選択肢が膨大にあり様々な可能性を秘めている気がしますが、選択肢は「自分の思いつく範囲」に限られているので実は限界があります。

逆にセットメニューであれば、自分の趣向とは違ったもの、嫌いなものが選ばれる可能性もありますが、「自分の思いつく範囲」以外での新しい発見の可能性もあります。

例えば普段洋服を買う時は自分の着たい服、自分の知る範囲での流行の服を選ぶと思います。そうすると似たような服が集まる傾向があります。私は気づいたらグレーのカーディガンが3つあったということがありました。

では服を買う時に店員さんにおまかせしたり、福袋に入っているものを着てみたりしたらどうでしょうか。店員さんのセンスにもよると思いますが、自分の想像を超えたコーディネートを提案してくれるかもしれません。福袋の中には微妙なものが入っている可能性もありますけれど、着てみたら以外と似合っている服があるかもしれません。

自分で選ぶだけでは見えなかった可能性が生まれます。自分の好きなものだけを選んでいては新しい発見はありません。

好きなものばかり選んでいると・・・

「好きなものばっかり選んでいては成長や新たな発見がなくなる」

・・・「やわらかい頭の作り方」より

ネット通販サイトで出てくる「あなたにおすすめの商品」。今までの購入履歴、アクセス履歴から推測して表示されているものです。探す時間が短縮されてありがたいですけれど、おすすめ商品の範囲内で買い物ばかりをしていると選択肢を狭めてしまいます。自分の趣向の幅が広がらず、偶然の出会いが少なくなっていくと思います。

ネット世界は広大に見えて無数の選択肢があるように思えます。ですが私達は知らず知らずの内に選択の幅を狭めてしまい、ネットの世界を限定的にしか見られなくしています。

本書を読んで、パソコンでネットをするときにほとんどブックマークしたサイトしか見ていないことに気づきました。自分の中でネット世界に枠組みを作ってしまい、そこから動いていませんでした。

周りを自分の好きなもの、好きな人だけで固めてしまうと、思考の範囲が限定されてしまい、新しいアイデアは生まれにくくなります。頭をやわらかくするためにも、自由のきかないセットメニューを選ぶことや、あえて苦手なことにチャレンジしていきたいです。

まとめ

 
常識、固定観念、思考の癖をなくすヒントが書かれている
自由選択メニューとセットメニュー
好きなものだけ選んでいると、思考の幅を狭めてしまう

「自由選択メニューとセットメニュー」以外にも、「やわらかい頭の作り方」が30個書かれています。自分の頭のかたさが知れて、やわらかい頭になるためのヒントを得ることができます。かたい頭をやわらかくしたい方は是非読んでみてください。

最後は細谷先生の言葉で締めたいと思います。

本書で示すように、頭が固いかやわらかいかは年齢とは直接の相関はありません。
要は自分の頭が固くなっているかもしれない、あるいは柔軟な発想をしたいという自覚さえあれば、あとはいくらでも方法があります。
本書を手に取った皆さんは、既にその「第一関門」(実はこれが一番大きいのです)は突破しています。

・・・「やわらかい頭の作り方」より

 
和実
「やわらかい頭の作り方」を手に取って、一緒に「第一関門」を突破しましょう!

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