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DaiGo「週40時間の自由をつくる 超時間術」感想

時間がないと思うのは錯覚!?時間の使い方を変えてみよう

色々やることがたくさんあるのに時間が足りないと思ったり、一日が30時間あれば良いのにと常々思っています。

私もフリーで働くようになってから、自由に出来る時間が増えると思っていました。でも、日々時間が足りない、やりたいことの半分も出来なかったという日々が続いています。

時間の使い方を根本的に変えないといけないと危機感を抱いた私が手に取ったのがDaiGoさんの「超時間術」です。

本書が他の時間術に関して書かれている本と違うところは、時間の使い方に関して言及しているだけではなく、時間に関する勘違いをまずなくしていきましょうと書かれていることです。時間に対する勘違いから、私達は時間不足を感じてしまっています。

物理的な時間がないと思うのは勘違い

アメリカの科学者の調査では、過去40年間で仕事に使っている合計の時間は少なくなっている。実は過去に比べて毎週30時間~40時間の空き時間が増えているということがわかりました。

確かに、昔に比べたらパソコン、携帯電話の登場で、業務は明らかに効率化されています。また、交通網の発達で移動にかかる時間も短縮されています。

本当は余裕ができているはずなのに、時間がないと錯覚してしまっているのです。

ではなぜそのように錯覚してしまっているのでしょうか。

それは、細かい架空の締め切りを設定してしまっているのと、「忙しい」という言葉に原因があるようです。

時間術のテクニックで細かい架空の締め切りを設定して、その時間に間に合うように集中して作業をするという方法があります。しかし、これは架空の設定なので「破ってもよい」という心理が働いてしまい、徐々に時間に対してルーズになりダラダラしてしまうという悪習慣になってしまうことがあります。

また「忙しい」という言うことによって、意識が未来、過去にいってしまい「今」に集中できなくってしまいます。そのせいで、本当は余裕があったはずなのに、気づいたら時間がなくなっていることがあります。

蔵之助
忙しいの代わりに「活動的」「能動的」と言いましょう

この他にも勘違いとして「やるべきことが多すぎる」「忙しい人は仕事ができる」という勘違いを正しています。結論はやはり「時間がないというのは錯覚」ということになります。

細かい架空の締め切りを設定することは私も良くやっていました。この作業を何時までに終わらすと設定していました。ただ、だいたい決めた時間を守れなかったことが多かったです。それで、時間がないと焦ってしまい、最終的には「できない」とやる気が下がってしまいました。

一時的にはやる気、集中力はアップしますが、達成できなかったときの反動が大きいです。これをなくすためには時間に焦点をあてるのではなくて、行動、作業自体に焦点をあてた方がよいでしょう。実際にDaiGoさんは

「今日は執筆3本と瞑想を1時間する」といったように、最低限のやるべきことを決めたら、あとは時計を見ずにひたすら作業に取り組む。このようなスタイルで仕事をすると、いま目の前のことに集中するしかなくなります。

・・・DaiGo 「超時間術」より

これによって、アウトプットの量が1.7倍に増えたらしいです。

DaiGoさんのように割り切って作業をするのは難しいかもしれません。しかし本書には、他にも「時間感覚を正す7つのフィックス(解決策)」が紹介されています。

「時間感覚を正す7つのフィックス」

ゴールコンフリクトを正す
時間汚染を防げ!
呼吸を変える
リフレーミング
親切
スモールゴール
自然

この中で私が一番印象に残ったのは「親切」のフィックスです。

「親切」

これは私にとって以外で、他人のために時間を使うより自分のためだけに時間を使った方が良いに決まっていると思っていました。しかし、心理学的には完全に逆の話らしいです。

イェール大学の実験で、「自分がやりたいことをやる人」と「他人のためになることをやる人」と2つのグループに分けて行動させたあとに、それぞれの時間感覚を調べました。
すると、

他人のために時間を使った人は「この先やりたいことがなんでもできそう」や「残された時間がたくさんある」と答える確率が激増。最大で2倍も時間の感覚が伸びたのです。さらに(中略)他人に親切にした人ほど生産性もアップしていました。

・・・DaiGo 「超時間術」より

ということで他人に親切した人ほど、時間の感覚が伸び、生産性が向上したのです。

蔵之助
「1日5分ほどの親切」「週一五善」でも十分な効果を上げられます

まとめ

時間がないというのは錯覚
時間に焦点をあてるのではなくて、行動、作業自体に焦点をあてる
時間感覚を正す7つのフィックス

多くの方は時間が足りない、もっと時間があったら良いのにと感じていると思います。でも本当は時間に余裕があるとしたらどうでしょう。ゆとりを持って生活できるのではないしょうか。

本書は時間感覚のゆがみを治して、正すことを目的としています。ですので、単純な時間の使い方を治すのではなく、「親切」のように普段の行動にもスポットをあてて解説しています。

どの項目もわかりやすく書かれていて、読みやすいです。時間がない人でもすぐに読めると思います。そして、豊富な参考文献が記載されていて根拠もしっかりしています。

これから時間術に関して学びたいけど、忙しくて時間がない人に是非読んでもらいたい1冊です。時間に対する勘違いをなくして、正しい時間感覚を手に入れましょう!

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