考え方ひとつでお金持ちにはなれないけども、固定観念に囚われないことは大切
「金持ちになるのは難しくない。いや、簡単である。」
・・・「神さまとのおしゃべり」より
「神さまとのおしゃべり」は主人公のみつろうと神さまの対話形式からなる自己啓発本です。この本は世間一般の常識(固定観念)を打ち破り、人生の生き方を変えて、幸せになるための考え方が書かれています。
本書で印象に残った言葉は冒頭にある「金持ちになるのは難しくない。いや、簡単である。」です。
お金持ちになるのは簡単か?
お金を稼ぐには努力をして、汗水たらして働かないとお金は手に入らないと考えている方が大勢いると思います。労働の対価がお金であって、お金を手に入れるに苦労しなければならないと考えています。
でも世の中には、苦労しなくても簡単にお金を手に入れている人もいます。
- 宝くじが当たった。
- 親の遺産が舞い込んできた。
- 物置から出てきた壺が高値で売れた。
などなど、簡単にお金を手に入れている人も世の中にはいます。苦労して働く=お金を稼ぐという公式が成り立っていません。お金は楽に手に入るという考えの人は、お金を楽に手に入れることができます。
お金は苦労しないと手に入らないという固定観念で、私達はお金を手に入れるのを遠ざけているのかもしれません。
この固定観念をなくすために「神さまとのおしゃべり」では、簡単にお金持ちになった人の事例をたくさん見なさいと書いています。そうすることによって、固定観念が変化し「金持ちになるのは簡単である」という考えに変化すると本書には書かれています。
でもやっぱりお金を稼ぐのは難しい
「神さまとのおしゃべり」では考え方を変えれば金持ちになれると書かれていますが、考え方ひとつでお金を稼ぐことができるのでしょうか?現実は考え方を変えても、お金は舞い込んできません。お金を稼ぐことは簡単ではありません。
考え方ひとつでお金持ちになれるのなら、街中にお金持ちが溢れています。宝くじの1等に当たる確率は1,000万分の1で、運が良くないと当たりません。簡単にはお金持ちにはなれませんし、上手い儲け話しもありません。
10万円の教材を買えば、必ず月収30万円かせげるようになるとか、1日1クリックで日給1万円手に入るみたいな広告があります。これらを実践してお金持ちになった人はいるのでしょうか。そんなに簡単にお金を稼げるのならば、みんな老後のことや年金のことで悩んだりしません。
誰でも簡単にお金を稼げる方法なんてありません。メリットしかない話(少ない投資で大金が手に入る)には、絶対に裏があります。あなたを騙して、あなたのことを利用しようとしている可能性が高いです。
私だったら簡単に稼げる方法を人にしゃべったりしません。競合がいれば、自分の取り分が少なくなる可能性があるからです。収入を自ら減らそうと考える人はいません。
儲け話をしている人は、その話に乗っかる人がいると自分にお金が入る仕組みがあるから話をするのです。自分にメリットがあるから、上手い儲け話しをします。あなたのことなんて1ミリも考えていません。自分にお金が入れば、その後あなたが成功しようが、失敗しようがどうでも良いのです。
上手い儲け話はリスクを隠してメリットのみを強調して、「誰でも簡単に儲けることができる話」を演出しているだけです。「誰でも簡単に儲けることができる話」なんてありません。メリットだけを語っている話には気をつけましょう。
固定観念に囚われないことは大事
「金持ちになるのは難しくない。いや、簡単である。」を否定しましたが、だからといって最初から諦めて、難しく考えすぎるのは良くないです。
私には学歴がないからお金持ちになれない、スキルがないので稼ぐことはできないと諦めるのはよくありません。努力や考え方次第で、お金持ちになれる可能性はあるからです。自分はお金持ちにはなれないという固定観念に囚われてはいけません。
確かにお金持ちになることは難しいかもしれませんが、最初から諦めていたら一生お金持ちにはなれません。どうしたらお金持ちになれるのか、自分の頭で考えて、自分の手足を使って行動すれば、道は開ける可能性があります。
自分の限界を決めつけることなく、かといって自分を過大評価せず、自分の持てるもので可能性を見つけるのが成功への第1歩だと思います。
まとめ
楽観的になりすぎるのもよくないですし、悲観的になりすぎるのも良くないです。お金持ちになるためにすることは、どうすればお金持ちになれるかを考えて、行動をすることです。想いだけでは、お金持ちにはなれません。想いと行動が合わさって、初めて「お金を稼ぐ力」が身につきます。自分の頭で考えて行動しましょう。