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転売目的で楽天NFTを購入したら痛い目にあった話

  • 2022年5月9日
  • 2022年5月9日
  • その他
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私はNFTの知識はまったくありませんでしたが、楽天NFTのサービスが始まったときにNFTの可能性をその目にしました。

楽天NFTが開始された当初に販売された「ULTRAMAN」のNFTは一瞬で売り切れ、個人間の取引で高値がつきます。販売価格7900円のものが10万円で取引されているのを見て、私はNFTに夢を見てしまいました。

「NFTの転売はいいお小遣い稼ぎになるのでは?」

そして、浮かれていた私はよく考えもせずに、楽天NFTで販売された『TIGER & BUNNY 2』のNFTを1パック購入しました。人気アニメの『TIGER & BUNNY 』(以下タイバニ)は根強いファンがいるので、私は今回発売されるNFTもすぐ完売して争奪戦になるはずと思います。

「ULTRAMAN」のNFTと違い販売数が多かったので、定価の2倍ぐらいでNFTが売れたらよいなぁと呑気に考えていました。

しかし、結果は私が想像していたものとはまったく違うものでした…。

楽天NFTとは?

NFTは、非代替性トークンと呼ばれています。バンクシーが描いたオリジナルのアートや遊戯王の超レアカードのデジタル版と言えばよいでしょうか。そのデータが唯一無二の存在であることを証明するために、暗号資産のブロックチェーン技術が使われています。(適当な説明ですいません)

従来のNFTは暗号通貨で取引する必要がありましたが、楽天NFTではクレジットカードでの決済が可能です。暗号通貨の知識がなくても、NFTを楽しむことができます。購入したNFTは楽天NFT内のマーケットプレイスで出品ができ、他のユーザーと取引ができます。

暗号通貨の知識がまったくない私のような人間でも、簡単にNFTを購入することができました。とりあえず試しにNFTに触れてみたいと考えている方は、楽天NFTを利用してみてもよいかもしれません。

定価の10倍の値段が!

楽天NFTの開始とともに販売されたのはアニメ「ULTRAMAN」のNFTでした。こちらは販売から瞬く間に売り切れ、その後マーケットプレイスにて高値で取引されました。その中には30万で取引されたものもあります。

私はNFTが定価の10倍以上の値段で取引されているのを知り、買っておけばよかったと後悔しました。それと同時に次のNFTが販売されたら、必ず手に入れようと思います。こんなに美味しい商品は他にありません。

一瞬で完売

「ULTRAMAN」第2弾のNFTの情報が解禁されます。第2弾で登場するのは、「TARO」「ZOFFY」「JACK」の3名。ずんぐりむっくりな「JACK」と特徴のない「ZOFFY」はあまり人気がでないと思い、「TARO」にターゲットを絞りました。

第2弾の販売日は、3月24日木曜日の17時。私は販売の30分前からスマホとパソコンで楽天NFTの販売ページを開き、販売開始に備えました。「時間になったらすぐにページを更新して、NFTを購入する」イメージトレーニングは完璧でした。

そして、販売開始時間となり、私は一切の無駄なく「TARO」のNFTの購入ボタンを押します。ですが、「TARO」のNFTは一瞬で売り切れてしまいました。

私はすぐに切り替えて、今度は「ZOFFY」のNFTを購入しようとします。「ZOFFY」は売り切れの表示が出ず、購入確定のページまでいけたので購入できると思いました。ですが、購入確定ボタンを押しても、元のページに戻されてしまいます。何度も購入を試みようとしますが、NFTを購入することはできませんでした。

売り切れ表示はなかったのですが、このとき既に「ULTRAMAN」第2弾のNFTは全て完売していました。アクセスが殺到した影響で、購入ページの処理が上手くいっていなかったみたいです。

念願のNFTを購入したが…

失意に暮れていた私のもとに、『TIGER & BUNNY 2』のNFTの販売情報が流れてきました。タイバニは人気アニメなので、NFTはすぐに売り切れるに違いないと思います。今度こそNFTを手に入れたいと私は意気込みます。

そして発売日の4月9日、私は「ULTRAMAN」のNFTの時と同じように発売開始とともに購入ボタンを押しました。今度は購入時にエラーは起きず、無事にNFTを手に入れることができました。

購入したのは1個3000円のパックで、中には3枚のキャラクターカードが入っています。カードはそれぞれ1枚ずつ、自分で値段を決めてマーケットプレイスに出品することができました。私は他の出品者の様子を見てから、出品をすることにします。1枚のカードが2000円くらいで売れたら良いなとそのときは考えていました。

ですが、タイバニのNFTはマーケットプレイスでまったく高い値段で出品されませんでした。理由はタイバニのNFTパックがあまり売れなかったからです。パックは発売日に4000個販売されましたが、1ヶ月たってもまだ2800個(5月9日)ほど残っています。そのため、マーケットプレイスでの出品価格は500円~900円と定価割れしています。(主人公のカードは2000円ほどで取引されていました)

その様子を見て、私はマーケットプレイスでの出品を断念します。定価割れで販売するくらいなら、手元に記念として残しておこうと思ったからです。もしかしたら、いつかプレミアがついて高値で取引される日がくるかもしれません。可能性は限りなく低いと思いますが…。

なぜタイバニのNFTは売れなかったのか

どうして、タイバニのNFTは売れ残ってしまったのでしょうか。理由を考えてみました。

そもそも大量に販売しすぎ

そもそも大量に販売しすぎたのではないかと思います。発売1ヶ月経って、半分以上のパックが売れ残っている状況は需要を見誤ったとしか思えません。まだまだNFTの認知が日本では低い中で、4000パックの販売は多すぎると思います。

ただ、タイバニのファンの方にとっては、確実にNFTを揃えられるのは良い状態です。今なら普通にパックを購入するよりも、マーケットプレイスで1枚ずつ購入した方が安くすみます。そもそも転売目的で購入しようとする考え方が間違っていますからね(笑)。

告知不足

NFT販売の際の告知が少なかったと思います。『TIGER & BUNNY』のツイッター公式アカウントは、NFT販売告知を一回しかリツイートしていません。楽天NFTの公式ツイッターでも頻繁に告知していたわけではないので、販売開始直前でもあまり盛り上がっている様子は見受けられませんでした。タイバニのNFTが販売していることを知らない人の方が多そうです。

コレクションとしての魅力がない

NFTのカード自体にコレクションとしての魅力がないと思います。

手に入るカードはキャラクターの立ち絵が描かれているだけです。トレーディングカードで言えばノーマルカード。このカードの絵に魅力はあまり感じません。NFT用に書下ろしされたものなら価値は出てきたのでしょうが、立ち絵だけではコレクションとしての価値に疑問を覚えます。

NFT以外にもタイバニのグッズは様々な種類のものが出ています。フィギュアやストラップ、Tシャツ、トレカなどなど。その中でキャラの立ち絵だけが書かれたノーマルカードを欲しいと思うファンの方は何人いるのでしょうか。実物のトレカの方が何倍も価値があるように感じます。

タイバニ初のNFTということだけに価値を置いたのが失敗だったと思います。カード自体に欲しいと思わせる魅力を備えるべきでした。

NFTの盛り上がりはまだこれから?

もしかしたら、これからタイバニのNFTがプレミアになる可能性も0ではありません。いまは実物>データですが、これが何10年かしたら価値が逆転するかもしれません。(それまでに楽天NFTのサービスが続いてるかは微妙ですが…)それまでは、購入したNFTのカードは眠らせて置こうと思います。

自分の買ったタイバニのNFTにプレミア価格がつくには、まず今販売されているNFTのパックが売り切れることが前提になります。この記事を読んだ方は、タイバニのNFTパック売り場を覗いてください!パックが売り切れたらワンチャンある気がします。どうかお願いします!

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