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瀧本哲史「僕は君たちに武器を配りたい」感想 新社会人に読んでもらいたい1冊

僕は君たちに武器を配りたい

投資家的な考え方で働いて、会社で活躍する

「僕は君たちに武器を配りたい」には「投資的な生き方」のすすめが書かれています。「投資的な生き方」と言っても、株を買えとか、不動産経営をしろということが書かれているわけではありません。以下に書かれていることが「投資的な生き方」です。

一攫千金を狙うのではなく、自分の時間と労力、そして才能を、何につぎ込めば、そのリターンとしてマネタイズ=回収できるのかを真剣に考えよ、ということなのだ。

・・・「僕は君たちに武器を配りたい」より

投資家の思考をもって世の中を見ると、視野が広がり新しい物の見方ができますし、働き方も変えることができます。自分の働き方を見直すことができると思います。

投資家的な思考で働く

投資家にとって良い会社は、利益が出ていて儲かっている会社です。会社にとって良い社員も同じで、会社の利益を一番に考えて働く社員が重宝されます。

しかし私もそうだったのですが、働き始めの頃は会社の利益を考えることはできませんでした。いかに早く帰るか、残業するなら残業代はいくらでるのか、休みは何日もらえるのかと、楽に働くことばっかり考えていました。

では楽をして働くことは会社の利益につながるのでしょうか。楽に働くことだけ考えて、自分のことしか考えていない社員が大勢いたら、会社は利益を出せません。会社が利益を出せなければ、給料は上がりませんし、会社は倒産してしまうかもしれません。

反対に会社の利益を考えて働くことができて、会社の利益が増えればどうなるでしょうか。正当な評価をしてくれる会社であれば、地位、給料を上がります。働きに応じてボーナスをもらえるかもしれません。

利益を出すためには、自分の頭で考えて働くことが重要です。どうしたら顧客と契約を結べるか、商品のアピールポイントはどこだろうか、会社に足りないところは何だろうかを考えて働くことが投資家的な働き方です

自分の頭で考える

自分の頭で考えて働くときに大事なのは、視野を広げることだと思います。自分の視野だけで考えていると、なかなか良いアイデアは生まれません。

自社と他社を比較してみたり、他の業界に注目してみたり、読書をしてみたり、今までにない視点を取り入れることで新しいアイデアは生まれやすくなります。
自分の仕事とはまったく関係のないところに身を置いてみても良いかもしれません。頭に余裕が生まれて、アイデアを思いつきやすくなります。

リスクをとってリターンを得る

「僕は君たちに武器を配りたい」では投資家的に働く方法として、固定給で働くのではなくて、業績に応じた報酬を得られる形で働くことが勧められています。

もしあなたが小売店に勤める一介の店員だったとしても、時給で働くのではなく、売上に応じて報酬を得られる形にできないか店長と交渉することで、投資家的に働くことができる。

・・・「僕は君たちに武器を配りたい」より

いきなり給料体系を変えろというのは難しいと思いますが、ある程度のリスクをとらなければ、リターンを得ることはできないという考え方は心に留めておくべきです。リスクをとっているからこそ、より真剣に会社の利益について考えることができるようになります。

まとめ

 
投資的な思考で働く
自分の事ではなく、会社の利益を優先する社員が重宝される
視野を広げて考えるとアイデアは出やすい
リスクをとらなければ、リターンは得られない

「僕は君たちに武器を配りたい」は新社会人に読んで欲しい一冊です。働くことと、資本主義とは何なのかを理解することができます。

会社で活躍するには、自分の頭で考えて能動的に働くことが重要です。能動的に働くヒントを、本書を読んで手に入れてみてください。

僕は君たちに武器を配りたい
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