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【漫画】少年ジャンプ「火ノ丸相撲」感想 「友情・努力・勝利」を体現した相撲漫画

友情・努力・勝利を体現する今一番熱い相撲漫画

今、おすすめの漫画は?と聞かれたら、真っ先に名前を挙げたいのが「火ノ丸相撲」です。少年ジャンプの3原則「友情・努力・勝利」を今一番体現している漫画だと思います。

火ノ丸相撲は週刊少年ジャンプで2014年から連載されている相撲漫画です。単行本は現在(2019年2月20日)24巻まで発刊されています。

相撲を通じて描かれる人間ドラマは、大人でも楽しめる内容です。「火ノ丸相撲」の魅力をご紹介していきます。

あらすじ

主人公の潮 火ノ丸(うしお ひのまる)は身長152㎝、体重79㎏と小柄な体格ながら、努力を積み重ねてきた肉体と精神、技で自分よりも大きな相手に相撲で勝利していきます。彼が目指すのは大相撲の横綱です。

しかし火ノ丸の身長と体重は、大相撲の新弟子検査の基準(身長67cm以上、体重67kg以上)を満たしていません。火ノ丸が大相撲力士になるには、アマチュア横綱になり身長基準が不問となる幕下付出の権利を得るしかありません。アマチュア横綱になるために、火ノ丸は大太刀(だち)高校相撲部の仲間とともにインターハイを目指します。

火ノ丸相撲の魅力

「火ノ丸相撲」の魅力をご紹介していきます。相撲は一瞬の勝負ですが、一瞬の中にさまざまな人間ドラマが展開されます。仲間との絆、ライバルとの因縁、負ける時の恐怖、勝利への執念など、様々な思いが駆け巡ります。熱い描写に胸が熱くなります。

個人競技だけど1人じゃない

相撲は個人競技で、土俵の上には自分と相手の2人だけです。誰も助けてはくれません。

でも「火ノ丸相撲」の相撲は孤独を感じさせません。仲間に支えられて、仲間の思いに助けられて火ノ丸は相撲を取ります。土俵の上では1人だけど、仲間とともに戦っています。

主人公と仲間達は本当に固い絆で結ばれています。特に相撲部部長・小関との関係は涙なしには語れません。廃部寸前の相撲部を2人で立て直し、時に挫折するときもありましたが、互いをリスペクトし合い、切磋琢磨しながら成長していく姿は素晴らしかったです。
千葉県予選の個人戦で行われる2人の真剣勝負には、心を熱くさせられます。必見の名勝負なので、ぜひ見て欲しいです。

火ノ丸と相撲部員との関係は、人は1人では生きられない、人は常に誰かに支えられながら生きていることを教えてくれています。

そして、仲間の思いを背負っているのは対戦相手も同じです。対戦相手にもドラマがあり、魅力的に描かれています。
火ノ丸の初めてのライバルであり、国宝「三日月宗近」と呼ばれる沙田美月。大横綱・大和国の息子で、国宝「草薙剣久世草介。高校相撲チャンピオンでアマ力士最強、国宝「童子切安綱」こと天王寺獅童。名前を見るだけで格好良さが伝わってくるライバルキャラは、とても魅力的です。

対戦相手が魅力的に描かれているからこそ、火ノ丸達との対戦がより熱く展開されていきます。それぞれの人生を背負った戦いが一瞬の勝負で決まるのは、残酷でもありますが、それ以上に美しいです。

才能を凌駕する努力

大きい体が有利になる大相撲の世界では、火ノ丸の小柄な体格は才能がないとみなされます。体格という才能がないことで、幾度となく挫折を味わうことになります。それでも火ノ丸はあきらめません。

努力を積み重ねて強靱な肉体を手に入れ、自分よりも大きな相手を投げ飛ばせる技を編み出します。投げ技「鬼車」は、キャラクターが紙から飛び出てくると思うほど大迫力です。そして倒れても、倒れても立ち上がる強い心が、何よりも大きな原動力となっています。

火ノ丸の姿を見て、人は努力によって才能を凌駕できるんだと勇気づけられます。圧倒的な努力をする前から、あきらめてはいけません。

相撲のイメージが変わる

私は相撲に堅苦しいイメージを抱いていましたが、「火ノ丸相撲」でイメージが変わりました。
土俵の上ではガッツポーズをしてはいけないと言われるように、神事としての品格を求められています。力士はロボットみたいと思うこともあったのですが、闘うのは人間同士でそこには様々な感情が渦巻いていると気づかされました。
相撲も突き詰めると男同士の負けられない戦い、意地と意地とのぶつかり合いです。火ノ丸相撲で描かれる力士の内面描写を見て、それを強く感じられるようになりました。

また今までは相撲の取組時に仕切りを何回もするのが、まどろっこしくて好きにはなれませんでした。でも、火ノ丸も仕切りの時に気持ちを落ち着かせ、取組相手に集中しているのを見て、必要な所作だと思えるようになりました。力士が仕切りの最中に、どんな事を考えているのか想像するのも、相撲の1つの楽しみ方です。

大柄な男達がぶつかり合う姿は、泥臭いですが熱くたぎるものがあります。実際の相撲も火ノ丸相撲と同じく、大迫力で面白いです。

まとめ

 
火ノ丸相撲はジャンプ三原則「友情・努力・勝利」を体現している
土俵の上では1人だけど、仲間と一緒に戦っている
圧倒的な努力は才能を凌駕する
堅苦しい相撲のイメージが変わった

火ノ丸相撲は今もっとも「ジャンプ」している漫画と言っても過言ではありません。大人も楽しめる王道少年漫画だと思います。是非、作品の熱さを手に取って感じて欲しいです。アニメも放送されていますので、機会があればご覧ください。

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