公開日まで1週間を切った『THE FIRST SLAM DUNK』。約25年ぶりの新作アニメということで、既存ファンの方は期待に胸を膨らませているのではないでしょうか。中学時代にバスケをしていて、スラムダンクが好きだった私も、今回の映画化にはテンションが上がりました。どんな映画になっているのか今から楽しみで仕方ありません。
ですが、期待と同時に不安もかなりあります。私は、声優交代に関しては仕方ない部分もあると思っていますが、公開1週間切っても作品の映像がほとんど公開されていないことが不安です。約1分間の予告では、湘北のスタメン5人のみしか映し出されていません。物語のあらすじや湘北の対戦相手などはまったくわからないままです。
映画の公開前にここまで情報が出ない作品は、最近では珍しいのではないでしょうか。あえて隠しているのか、それとも出せない理由があるのか、どちらにせよ『THE FIRST SLAM DUNK』の物語の全貌は未だに謎に包まれたままです。
今回の記事では、映画『THE FIRST SLAM DUNK』について、今私が感じる期待と不安をありのまま書いていきたいと思います。
声優変更について
まずは今回の新作アニメで声優が交代した件について。ネット上では声優交代について批判的な意見が多くありましたが、私は交代を受け入れています。旧アニメが放映されていたのは約25年前で、昔とまったく同じようにはいかない部分も出てくると思ったからです。あと、リメイク作品の声優交代はよくあることなので、しょうがないと思っていました。
本作のプロデューサーがキャストの交代について話しているインタビューを見て、今回の交代についてはある程度納得できました。制作側も事情を説明して、旧アニメの声優陣に筋を通しています。
https://www.slamdunk-movie-courtside.jp/interview/08
ただ、新キャストの発表の仕方はあまり良くなかったと思いました。旧アニメのファンが望んでいた旧キャストの続投を裏切る形になるのであれば、新情報解禁特番という形で発表を大々的にするべきではなかったと思います。
新キャストが全面に出て盛り上がっている様子が、既存ファンの神経を逆なでしたのではないでしょうか。旧アニメのファンにとってマイナス要素である声優交代は、さらっと発表するべきだったと思います。
情報公開が少ないことへの不安
公開1週間前にも関わらず、まともな情報がでていないことに不安を覚えています。今出ている情報は1分程度の予告と、主題歌、主要5人のキャスト情報くらいです。物語のあらすじ、湘北の対戦相手の情報、他のキャストについては未だに明かされていません。
ここまで映画の情報を出さない理由は何なのでしょうか。ギリギリまで制作をしているから？それとも、情報を出すと不都合があるから？どうしても嫌な方に考えてしまいます。今の情報の出し方で、今までスラムダンクに触れてこなかった人達が映画に興味を持つとは思えません。映像に自信があるなら、試合をしているシーンをもう少し公開して欲しいです。
今回の対戦相手は？
私が今一番気になっているのは、湘北がどの高校と対戦するかです。映画のメインとなる試合シーンでの対戦相手が気になる方は、多いのではないでしょうか。
旧アニメで描かれなかった山王戦であれば嬉しいのですが、私は山王戦ではないと思います。もし山王戦が描かれるのならば、その情報を公開した方が既存ファンは絶対に盛り上がるからです。
山王でなく、陵南や海南でも、その情報だけでファンは盛り上がります。しかし、対戦相手の情報は隠されたままです。
私は今回の対戦相手は既存高校ではなく、映画オリジナルの高校になるのではないかと考えています。オリジナル高校が対戦相手だと事前に発表する意味はなく、発表した場合は既存ファンが盛り下がる可能性があるからです。制作側は映画公開前にわざわざネガティブな情報を出す必要はありません。なので、このまま対戦相手が明かされないまま映画公開を迎えると思います。
スタッフの熱量はすごい
映画の情報は公開されていませんが、スタッフへのインタビューは公式サイトの「COURT SIDE」というページに掲載されています。このインタビューを見ると、井上先生が目指す表現を何とか実現しようとスタッフの方々が奮闘していたのがわかります。スタッフの方々の作品への熱量は、すごく高いです。
予告でもわかるように今作では、今までのアニメ作品で見ない表現がなされていました。井上先生が描いたキャラクターが、本当に生きているように動いています。
映像という部分ではかなり期待しても良いのではないでしょうか。映画館のスクリーンで見たときに、どのような迫力になるのか楽しみです。
まとめ
・公開前に情報が少なすぎて不安
・新しい映像表現が楽しみ
現時点で映画の情報が少なすぎて不安なところもありますが、私はどちらかというと今作の映画を期待しています。『THE FIRST SLAM DUNK』は井上先生ご本人が監督、脚本を勤められているからです。どのような形になっても、これが今の井上先生が描く『SLAM DUNK』なんだと思います。
井上先生が目指した表現がどのようなものなのか、映画館で早く確かめてみたいです。映画を鑑賞したら、当ブログでも感想を書きたいと思います。
